過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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821:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/26(金) 13:53:13.76 ID:nb6vtV28P
現れた骨の塊は、向かってきた全ての力を意図的に誘導し、受け止めて、そして一瞬で砕けた

その最中には強い光の爆発があったから、それの出現と行動を正しく認識出来たものは殆ど居ないだろう

目撃者の殆どはどういうわけか敵の攻撃を防いだ、もしくは攻撃が集中し過ぎて互いに反応し合って消滅してしまったのだと思っている

その出現は本当に一瞬の間だけだった

相(今のは、イェスのでは。なぜ、ここに……?)

それを認識できたのは、特別な環境に居た人間のみ。例えば、彼女のように敵分析の為に高機能な光学フィルタを装備していたなどである

『あと、10分だ! 』

そうこう思っていると、すぐさま無線が入って来る

刀夜『計算上、仮に第7学区以外が全て無くなっても最長10分で蓄電は完了すると結論が出た!』

刀夜『最早、贅沢は言っていられない。第7学区だけでいい、守り通すんだ! 東側に傾注しすぎた展開した粒子砲等の固定戦力並びに起動戦力を後退させつつ、駆動鎧は当麻を拾って彼を学区内で一番高い見晴らしの良いビルの屋上へ移動させてやってくれ!』

刀夜『一方通行はそのまま遊撃的な活動を。仮に学区上に敵が侵入した場合、近くの能力者の諸君も攻撃できる者は攻撃して欲しい』

刀夜『そしてなにより、一人でも多くの者が生き残れるように協力するんだ!』

切れた無線からの声には、作戦前の余裕さが消え、必死さが伴っていた

急場をなんとかしのいだところなのだから、必然的でもあるが

どうやって凌いだのか、本格的に疑問でもある

相(どういう理由で、あれが、今ここに。タイミング的に怪しいのはもう彼しか居ない)

相「……10032号、上条刀夜に動きはありませんでしたか?」


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