過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
1- 20
979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 03:06:32.73 ID:dQEA5iJzP
「当麻!?」

青髪、と言うよりは結標を中心にして聖堂から離れる中で、彼女はその出現を、容易に感じ取った

それは、アレイスターとは違うサーチ方法。同型微小機械の共鳴を利用した監視システムによるもの

彼を探し始めてからずっと起動していて、正直言って機能していないと思っていたものが、効果を挙げた

白井「お姉様、どうしましたの?」

聖堂距離を取る為にかなりの速度で疾走する駆動鎧の肩の反対側に座っていた少女が、急に飛び降りた御坂の前に駆けて来た

彼女らが乗っていた駆動鎧は少し先で止まっている

御坂「アイツの反応があったのよ!」

白井「まさか、当麻さんの!?」

御坂が言うならば、その情報にはそれなりの根拠が有るに違いない

目の前の表情からも、それが残念な妄想などでは無いことを表しているが

白井「ですが、今のタイミングということは。まさか」

これまで探していた中で全く見付からなかったのにもかかわらず、今になって突然発見できた言う事は、何らかの変化が何処かに起きたからしかあり得ない

その変化として、とても特徴的なものが、一つあった

御坂「うん。あの腕みたいな岩の塊の上に、アイツがいる」

そう。ローラ=スチュアートがこの浮遊モスクワと大地を接続させた、先端に手のような形を持っている巨大な柱だ

突然に生まれたそれは、恐らくこのモスクワではどこからでも見えるほどに大きく、太く、高い

青髪「ええぇ。あのてっぺんとか、どうやって行けと?」

先頭を走っていた青髪・結標が、何事かと空間移動して現れ、同じようにその柱を見つめた

確かに、巨大な石柱は核兵器の爆発したあたり

あまりにも大きいからこそ、間近に見えるが実際には10km単位で離れている

結標「あら、方法が無い訳じゃないわよ?」

青髪「空間転移でも何度も繰り返さなあかんやん。うーん、行きたいなら僕が送ろうか?」

白井「いえ、その場合は私がお送りしますの。それよりも、皆さんはここから離れるべきかと――――っ?!」

瞬間、何とも言い難い、不明な衝撃が、彼女たちを包む空気を押し流した


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1390.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice