過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 03:05:46.33 ID:dQEA5iJzP

彼女が上条当麻を思う感情の一部、一部

姉という側面での母性的な守護の気持ちに、女という側面での肉欲的な欲する気持ち

それを見越して、この男は一部とわざわざ言及したのだろう。肉欲的な意味ではなく、単純な家族愛だ、と言う為に

そんなことまで見越せるのも、ともすればこの男も当麻と同じく、女性を惹きつける性質が有るのかもしれない。悪魔とは得てして、人を魅了する存在なのだから

刀夜「―――――ありがとう、姉上」

聖堂を背に立つ彼を睨みながら対峙して、じっと考えている彼女

その前で突然、彼はそう言った

相「まだ私は答えを出してはいませんが」

刀夜「いいや、あなたは当麻を守ろうとする。私は前にそれで裏切られているのだから、分かるよ」

相「"イェス"の振りは、止めて貰えますか」

再度銃を向けるが、恐らくこの男には通じない。それは、分かっていた

これは意思表示である

刀夜「そう考えるなら、それでもいい。しかし、他でもない彼の、同じ血と肉を得た存在であるあなたが来てくれたことで、私は彼を守ることが出来る。垣根帝督の二の舞を、避けることが出来るんだ」

そう言って

男が、上条刀夜が、イェスが、悪魔と自称する存在が、両手を広げ、一歩ずつ近づいてくる

撃ちたいなら撃てと言っているようであり、そして、久方ぶりの再開に感極まって抱きつこうとしているようでもあり

少しだけためらって、彼女は、引き金を引いた。今度は引けたのだ

至近距離でのライフル弾。首に当って、簡単に上条刀夜の頭部とそこから下は二つに分離したが

刀夜「さぁ、共に私達の当麻を守ろうじゃないか」

吹き飛んだ頭の口がそう述べて、彼女は首の無い上条刀夜に抱きつかれて、そして

その場から、消え去った

同時。悪魔と言うに相応しく、邪悪に笑う上条刀夜の頭部も、殆ど同時にその場所から消えた


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