過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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987:本日分(ry このスレで終わらんやないかーい[saga sage]
2011/11/06(日) 03:16:32.18 ID:dQEA5iJzP

そもそも、神の概念に対して天使では、もっと相性が悪いじゃないか、と気付けたのは、まだ余裕が有ったからだろうが

ローラ(私自身が、冷静さを欠きたるのは明白でありけるわね)

余裕の範疇を越えた時間での思考は、やかましい対空機関砲の如く続くフィアンマの破壊意思の塊の把握に、誤差を生んだ

まだ、受けると分かっている損害だから、耐え様もあるか

ローラ「……ぐぅ!!」

破片が、ショットガンのように彼女を襲った。嫌な方向へ骨や関節が曲がり、臓器にまで直に達する衝撃。厄介なのは、精神まで直接的に破壊しようとする意識

自身が知る結界だの盾だの緩衝だのといった術式を全て試したものの、破壊"神"の前にはさしたる意味を為さず、痛みは彼女を更に焦らせる

何とかしなくてはと思うも、"幻想殺し"はまだ接近しきれないでいる。この時の為の"対"であり、そんなものでは無い筈であるのに、当てにもならない

心の中で、何度目かの舌打ちをした

ローラ("対"が今を導きけるのなら、"幻想殺し"を持ち出したるは、完全に愚策だった……!!)

いくら回復能力があると言っても、その幅を越えて、しかも

残る一本のカーテナを盾に、連続して近づいてきた復活者の塊を受けようと図るも

ガァンという音の中に、メシッ、と砕ける音と感覚が混じった

剣が?! と驚いた時には既に遅く。横から回り込んできた結晶塊を防ぎきれず

重力が弱くなっていた事も作用して、彼女は聖堂に近づくような方向へ大きく叩き飛ばされた

"大地"は"天"の災害を受けるが、しかし、その都度再生する。時には、適した形に自らを変えて。対なのだから、単独では存在できない

だから、彼女の"母性"は倒れることは無い。それが、彼女を助けんとして、回復自体はすぐさま始まるが

よろよろと、彼女は少女たちの前で立ち上がった

目に入ったのは、突然飛んできて土煙を作った自分に驚く少女たちではなく

何百mか考えるだけ無駄に巨大化した黒い神に、その前に浮かぶ"幻想殺し"と、その後ろに現れたクロウリー、そして

ローラ「……あれは、学園都市の、第一位?」

言って、彼女は一番近くの滝壺に倒れかかったところを抱き留められた



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