9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/07(月) 19:20:01.72 ID:/pwNr4Li0
唯「――――――――い、た」
それと同時に、割れるような激痛が走った。
ずきずきと、きりきりと、がりがりと。
唯「いた、いたい。いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい――――!」
身体の中心から、全身が引きつるような痛み。
今になって考えてみればそれは強烈な頭痛であったのだけれど、
幼かった私にはどこから来る痛みなのかも理解できなかった。
慌てて駆け寄る母親の顔。
その隣で困惑する父親の顔。
何が起こったのか理解できず、それでも心配そうにこちらを見つめる、妹の顔。
その全てに奔る、ひびのような、真っ黒い、“線”。
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