8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/07(月) 19:18:58.52 ID:/pwNr4Li0
軽くなぞれば砕けてしまいそうな―――――
そう考えた時には指が“線”に沈み込み、ごとり、と音を立ててその破片が転がっていた。
唯母「唯? どうしたの?」
唯「………こわれちゃった」
それほど強い力を込めた訳ではない。
不思議な感覚。
まるでそうなる事が自然であったように、ガラスのコップは両断されていた。
―――ああ、これはきっと、よくないものに違いない―――
当時の私にそんな事を考えられるほどの理解力があったのかどうか。
記憶は曖昧だけれど、なんだか唐突に怖くなったのを覚えている。
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