過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/09(水) 04:03:55.21 ID:SvKeaTpjo
「……よく考えたら私、あいつの周りのことほとんど知らないんだ。
 あなたたちはよく知ってるの?」

「私たち自身は知りあって間もないので、ほとんど情報収集によるものですけどね?」

「お願い、あいつに関することだったら何でもいいの。私に教えて。
 これ以上、蚊帳の外にいたくないの」

美琴の切実な願いに、レッサーとベイロープは顔を見合わせる。

「知れば、もう知らんぷりはできませんよ?
 私たちは記憶を消せるような都合の良い術式は持ってませんからね。
 あとで後悔しても、私たちにはどうにもできません」

「後悔なんてしない」

美琴は言い切る。
そもそも言われて怯むくらいなら、戦闘機を奪ってまでロシアに来たりなどしなかった。
あの少年に返しきれぬ恩を返すため。
御坂美琴は、平気で日常と非日常の境界線を踏み越える。

レッサーはため息をつく。

「ミコト、あなたは根っこの部分で上条当麻とそっくりですね。
 ……いいでしょう、まずは何から話したもんですかね────」


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