過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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(千葉県)
[sage saga]
2011/04/17(日) 02:28:14.53 ID:6dTTluKVo
「「7000キロ!?」」
上条と美琴は顔を見合わせる。
「フレームがHsシリーズ準拠なので、あれも同じくらいは出るでしょうねぇ、とミサカは胸を高鳴らせつつ答えます。どきどき」
「死んじゃう! 全身ボロボロの俺が乗ったら死んじゃいますぅ!」
「……でもあんたは一刻も早くゲコ太似のお医者さんのところに行かないといけないのよね」
「病院に行くためにわざわざ死ぬ危険を冒す必要はないのでは!?」
「はいはーい、いいから大人しくあれに乗りましょうね。私だって怖いんだから一蓮托生よ」
「気分が悪くなったらミサカが背中をさすってあげます、とミサカはデキる女ぶりをアピールします。
きちんとエチケット袋や飴玉も完備していますよ」
「いらねぇよそんな気遣い! いーやーだー助けて神様ァ!!」
抵抗むなしく、少女ふたりに引きずられていく上条。
彼の断末魔の叫びはラウンジに虚しく響いていた。
10分後。
「あががががががががががががががががががががががががががが、おごごごごごごごごごごごごご」
「……うえぇ」
「おお、これが超音速のG……! とミサカは新感覚にときめきつつ呟きます……!」
襲い来るGに対し、顔をひしゃげさせる上条、青褪めた顔で口元を押さえる美琴、目を輝かせる10777号。
三者三様の反応を示す彼らを乗せ、超音速機は飛行機雲をたなびかせ大空を翔けた。
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