過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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(千葉県)
[sage saga]
2011/04/17(日) 02:36:31.62 ID:6dTTluKVo
「……神裂さん、私たちはまだ事情がつかめずにいるんです。
まずはお話しいただかないことには、私たちもどう反応してよいやら」
神裂が顔を上げてみれば、上条夫妻もカエル顔の医者も困惑したような顔を向けている。
「……患者さんのプライバシーだ。僕が聞かないほうがいい話なら、席を外すよ?」
「いえ、出来れば一緒に聞いてください。もしかしたら科学サイドからのアプローチで、彼を治療できるかも知れませんし。
……上条さん、きっと今から私が話すことは、容易には信じられないかもしれません。
絵空事だと思われるかもしれない。空想だと断じられるかもしれない。もしかしたら私の頭がおかしいのだと感じられるかもしれません。
けれども、全て実際にあったことです」
「……全て、当麻が体験した事だと?」
「あくまで私たちから見たお話になりますので、欠けているところ、足りないところはあると思います。
私自身、あまり口が上手なたちではありませんので。
でも、全てまぎれもない事実です。そのことを念頭に置いてお聞きいただければ、と思います」
刀夜は詩菜と顔を見合わせ、一度頷き合う。
「聞かせてください。真贋はそのあとで判断します」
「では、お話します。
……まずは、私や同僚が、上条当麻さんと初めて出会った時のことになります────」
神裂の話は、上条夫妻の常識を根底から覆すような、驚くべきものだった。
およそ一概には理解しがたい話ではあったが、それでも得心がいく事柄もあり。
こうして、上条夫妻は息子を取り巻く状況、そしてもう一つの世界である"魔術サイド"について知ることとなる。
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