過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/10(木) 23:21:31.56 ID:PFiwFxcvo
ブリヌイの最後の一かけらを口に放り込み紅茶で流し込んだレッサーが、紙ナプキンで口をぬぐう。

「──さて、お昼も食べ終えたところで本題に入りますか。
 ずばり上条当麻を探す手段、何か案はあります?」

「さっき言ってたマジュツ的な方法って、どんなものなの?」

美琴の言葉に、ベイロープはテーブルの隅に置かれていた20cmほどの長さのひもがついた水晶を取り上げる。
背の高い四角錐を底辺で組み合わせたような、ペンデュラムと呼ばれるものだ。

「古典的だけど、たとえば遠隔探査術式(ダウジング)なんてどうかしら」

「それは、金鉱や水脈を探すためにL字の針金や振り子を持つってやつ?」

「そう。科学サイドではオカルト扱いされてるけれども、ちゃんとした効果はあるのよ?
 ただ、正確に探すためには対象物に対して専門的な知識を持っているか、知識の代替とする現物が必要ね。
 知らないものは探しようがないでしょ?」

「現物って、つまりあの方の一部が必要ということでしょうか?」

「そういうことです。私たちは上条当麻のことをそこまで良く知らないし、あなた達に魔術を使わせることもできない。
 だから現物が必要なんですが、あいにく私たちは持っていなくてですね。
 少なくとも、彼の持ち物があればいいんですが」

「それは、どんなものでも良いの?」

「さすがに一瞬触っただけってものでは無理ですけどね。
 まあしばらく、だいたい一週間くらい彼が持っていたものならば大丈夫です」

「……ある」

美琴はポケットから、丁寧にあるものを取り出した。
レッサーにも見覚えがあるそれは、ひもが切れボロボロになったゲコ太のストラップ。
一月前に二人で手に入れ、昨日港で拾ったものだ。

「一か月はつけてるから、大丈夫だと思うけど」


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