過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/10(木) 23:22:17.19 ID:PFiwFxcvo
レッサーはA4サイズの紙に、なにやら魔方陣のようなものを書き始めた。
美琴のPDAを使い正確な緯度経度と方角の情報を得て、微調整をしていく。

「……できました。さあミコト、ストラップを真ん中においてください」

美琴は一瞬躊躇するが、やがてストラップを円の中心に置いた。
ベイロープがその真上にペンデュラムを吊るし、眼を閉じて何事かを呟き始めた。
直後、ペンデュラムが淡い青色の光を放ち、それに呼応するようにストラップが赤色の光を放つ。
美琴は顔色を変えるが、「情報を読み取るだけで影響はない」というレッサーの言葉に出しかけた手を引っ込める。
やがてストラップを包んでいた光が消えた。

「情報は取得したわ。これから探知を始めるわよ」

ベイロープが再び小さくつぶやくと、今度は魔方陣そのものが緑色に輝き始めた。
ペンデュラムが円を描くように大きく揺れ始め、それとともに魔方陣の円上をひと際強い光が走る。
揺れの軌道はやがて何かに引っぱられるかのように軌道を変え、同時に紙面にも変化が表れた。

「……インクが」

ペンデュラムの真下、中心からやや離れた位置に、周囲の円から吸い寄せられるかのようにインクが集まっていた。
美琴や10777号には理解できない文字で、何事かを表しているようだ。

ペンデュラムは徐々に持ちあがり始め、魔方陣はますます輝きを増していく。
繋がれたひもがいよいよ水平になろうかという、その時。


   バギン!!


と何かを砕くような音とともに、ペンデュラムが砕け散った。

「…………えっ?」

ベイロープは信じられないものを見るような眼で、自らの手から力なくぶら下がるひもを見つめた。
レッサーは絶句している。


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