過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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418:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage saga]
2011/04/24(日) 02:15:29.06 ID:Q7D3+9ivo

まずはハタキで高所の埃を払い、だんだんと低い所へと移って行く。
ベランダでは元春が布団を干し、布団叩きで一か月降り積もった埃を落としている。
本棚を掃除しつつ、「あいつはこんな漫画が好きなのか」と思いをはせていると、テレビを磨いていた舞夏がひっそりと話しかけてきた。

「みさかみさかー」

「何よ、舞夏」

「上条当麻のどこに惚れたんだー?」

「にゃっ!?」

突然のストレートに、思わず美琴は手にしていた漫画を数冊落としてしまった。
舞い上がる埃に涙目になりながら本を拾いつつ、抗議する。

「にゃ、にゃにを言い出すのよ!」

「だからだなー、上条当麻のどこがいいのか、と私は聞いたんだぞー」

「どこがって……ってちーがーう! なんでそんなこと……」

「"なんで"……? ほほーぅ、この言い方はビンゴということだなー。
 カマをかけただけなのに引っかかってしまったぞー?」

ハメられた。
思わぬところから言質を取られ、羞恥にぷるぷる震える美琴をよそに、舞夏はにやりと笑みを浮かべる。
エリートメイド見習いとて、コイバナには興味があるのだ。



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