過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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417:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage saga]
2011/04/24(日) 02:14:56.71 ID:Q7D3+9ivo

舞台はいよいよ本丸へと移る。
ついに入ってしまう上条当麻の居室。
高鳴る胸、わずかに紅潮した頬と共に、美琴はドアを開けた。

そこは、余り大きくもないワンルーム。
システムキッチンと一体化した居間の中央にはコタツが置かれており、壁際にはベッドが置いてある。
ベッドの反対側の壁際には漫画だらけの本棚があり、テレビにはゲーム機が数台繋がっていた。

「どうだみさかー、憧れの男子の部屋はー?」

いつの間にか背後により、ニヤニヤしながら耳に唇を寄せてくる舞夏の言葉に、思わず動揺する。

「にゃ、にゃによ、大したことなんかないわよ! 至って普通の部屋じゃにゃい!」

とは言うが、あらゆるものに興味しんしんなのは舞夏にも元春にもバレバレである。

「ベッドの下と押入れの中はオレが掃除してやるかな、友人として」

「おお、友情は美しきかなー」

「うん? どうして押し入れやベッドの下を掃除してあげるのが、友情になるのよ?」

美琴には良く分からない。

「あー、それはだなー……」

「エr……"男のロマン"ってことで、触れないでやってほしいんだぜよ」

何故か目を反らしがちに語る兄妹に、美琴はクエスチョンマークを宙に浮かべるのだった。
純粋培養って恐ろしい。



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