過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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536:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/04(水) 03:00:14.00 ID:bFibk2Mzo

しばしのフリーズ。
今、目の前の彼女は何と言ったのだろう?
自分と仲良くなりたいから、派閥に勧誘をしてきていた?

「え、えぇーっ!? その為に私を"派閥"に誘ってたの!?」

「あなたの鈍感さにはほとほと呆れ果てました! ご自身の恋心の前に、まず自身が受けている好意にお気づきになってはどうかしら」

レベル5である彼女は派閥を率いてこそいるが、だからこそ人の上には立てても人の輪の中には入れない。
ならば、同じ境遇の美琴に興味を持つのは道理。
ただ、どう接すればよいのか分からなかっただけの事。

「女王」とあだなされる彼女には今まで「上」か「下」の人間関係しか存在しなかった。
「対等」の相手との接し方など、わかるはずもない。

派閥に誘い続けたのは、そうしたら会話する機会が作れると思ったから。
今日、最初は冷たい態度を取ったのは、いままでつれなくされたことに対するちょっとした意趣返しのようなもの。
美琴の頭の中で、今までの様々なことがぱちりと当てはまって行く。



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