過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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600:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:01:35.48 ID:8N6s3wGgo

そして、麦野沈利との邂逅。
彼女とは三度死闘を繰り広げた。
立ちはだかる敵を殺し、裏切ったとはいえ仲間を殺し、そして浜面や滝壷を殺そうと何度も追ってきた。
しかし、浜面は戦いの果てに力尽き倒れた麦野を見捨てることはできなかったのだ。
以下略



601:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:02:40.36 ID:8N6s3wGgo

「…………南南西から信号が来てる」

不意にもぞもぞと動き、起き出した滝壺。
目をこすりながら、きょろきょろとあたりを見回す。
以下略



602:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:04:31.22 ID:8N6s3wGgo

地面に這いつくばり時折びくんびくんと痙攣する浜面を踏みにじり、絹旗はゴミを見るような視線を飛ばす。

「超浜面の癖に相変わらず超キモいんですよ。能力を使わなかっただけ超感謝するんですね」

以下略



603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:05:51.49 ID:8N6s3wGgo

「はまづらも、きぬはたも、まるできょうだいみたいだね」

「滝壺さん、それは超酷いです! こんな図体ばかり超デカくてデリカシーゼロの弟なんて死んでも超いりません!」

以下略



604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:06:57.57 ID:8N6s3wGgo

「──そっか、今は他の組織に入れられたのか」

「臨時の代替要員ですけどね。今のオシゴトが終われば超オサラバです」

以下略



605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:08:34.32 ID:8N6s3wGgo

「……そう言えば、二人はロシアへ脱出したのでしょう? 戦争の超中心地でしたけど超大丈夫でしたか?」

「いんやぁ、ずっとヒヤヒヤしっぱなしだったよ。なぁ、滝壺?」

以下略



606:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:09:22.24 ID:8N6s3wGgo

「『超能力』とは異なる、学園都市外の人間の『能力』ですか……」

「絹旗、何か心当たりでもあるのか?」

以下略



607:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:09:51.55 ID:8N6s3wGgo

「あの『天使』、一体なんだったんでしょうね?」

「少なくとも侵入者が使ったものじゃないと思う。
 学園都市の九割が陥落した状態であんなもの使う意味がないし、仮にそうだったら私たちは今ごろ生きてないよ」
以下略



608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:10:49.98 ID:8N6s3wGgo

浜面は立ち止まり、絹旗のほうを向く。

「──絹旗は、これから予定とかあるのか?」

以下略



609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:11:51.53 ID:8N6s3wGgo

暗部に身をやつす者であれば半ば当然の事。
だが、暗部に落とされて間もない浜面にはとうてい受け入れられるものではなかった。
結果彼は麦野と対立し、三度にわたる死闘の因縁はここに起因する。

以下略



610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/11(水) 01:13:07.59 ID:8N6s3wGgo

浜面の両手にぶら下がるビニール袋の中には、ぎっしりと鮭製品が詰め込まれている。
恋人に男の甲斐性を見せる前に、絹旗に「これは浜面の超仕事ですよね」と持たされたのだ。
これを平らげようとしたらどう控えめに見ても塩分過多になるだろうが、見舞い相手が喜ぶのなら構わないだろう。

以下略



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