過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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632:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/15(日) 03:27:34.46 ID:W8rEPNSco

そんな二人をにまにまと眺める少女が一人。
打ち止めはぴょんっと上条の膝の上へと飛び乗る。

「むふふー」

「うわっと、あぶねー」

小さいとはいえ、10歳相当の少女が飛び乗ればそれは相当の衝撃となる。
うまく彼女を抱え込むことで、上条は二人ともバランスを崩すことを避けた。

「こうしてると、カミジョーのお兄ちゃんは本当のお兄ちゃんみたいだよね、ってミサカはミサカは感想を述べてみる」

「そうかぁ? 俺一人っ子だから兄貴ってのがどんなものかわかんねーぞ」

「ミサカだけじゃないよ。他のミサカたちもカミジョーのお兄ちゃんを実の兄のように思ってるんだよ、
 ってミサカはミサカは驚愕の事実を伝えてみる」

「お兄ちゃん、ねぇ」

これは少し語弊がある表現かもしれない。
妹たちの感覚はいまだ未分化であり、自己の感情を冷静に分析できる個体は少ない。
兄に対する憧れ、想い人に対する慕情。
その両者がごちゃ混ぜになっている、というのが正しいだろう。



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