過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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633:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/15(日) 03:28:33.49 ID:W8rEPNSco

「だから」

だが、今はそれを横に置く。目的は目の前の純情な姉をからかうことにあるのだから。

「もしお姉様とカミジョーのお兄ちゃんが恋人同士になったら、ミサカたちはお兄ちゃんを『お義兄様』って呼んだ方がいいのかなぁ?
 ってミサカはミサカはにまーっとほくそ笑んでみたり」

「は、はぁっ!?」

「あー、もしそういうことになったら、そうなるの……かなぁ?」

瞬間湯沸かし器のように沸騰した美琴に対し、上条の反応は鈍い。

「な、な、なんでそんなことになるのよぅっ!?」

怒りか羞恥かぷるぷると震えだす美琴に、打ち止めは追い打ちをかけていく。

「あれれー? お姉様的にはありえない未来予想図なのかなー? とミサカはミサカは火に油を注いでみる」

「〜〜ッ!? ちょ、ちょっと電話かけなきゃ行けない用事があるから、出てくるっ!」

逃げ出すように、美琴は病室からあわただしく走り去ってしまった。


ぽつんと置いて行かれた様子の上条がつぶやく。

「なんだったんだ、あいつ……痛っ」

打ち止めの右足のかかとが、鈍感野郎の脛に制裁を加えた。



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