過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:12:20.56 ID:2nJkUX9vo

外観から見て分かるように、内装も瀟洒な純西洋風になっている。
教育施設らしからぬ装飾過多な面はあるが、それが『学舎の園』の空気と言うものなのだろう。
天井の彫刻に見とれ、壁に掛けられた絵画にうっとりし、もの珍しそうにあたりを見回す二人に、美琴が問いかける。

「まずは、どこから見て回ろうか」

「「全部!!」」

「……だよね。そういうと思ったわ」

「では、順番にまいりましょう」



美琴を先頭に、順番に教室を巡って行く。
普段自分たちが通う校舎に、他校の制服を着た女生徒がいると言うのは何とも不思議な気分だ。
その多くが、美琴を見ては何やら隣の人と何かをこそこそ話す。

「見て、御坂美琴よ」

「あの『超電磁砲』……」

「御坂さんを生で見られるなんて……」

「常盤台に来て良かったわ」

「あ、あはは……」

何やら自分も常盤台中学の名物扱いされているようで、表情を崩すこともできず、美琴はただ作り笑いを浮かべている。

「やっぱり御坂さんって有名なんですね……」

「それはもう、『常盤台のエース』ですから」

白井は誇らしげに胸を張る。



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