過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/04(土) 01:46:51.66 ID:QdHwvOEDo

「……こんな感じでどうかな?」

「おぉ……」

緑の生地に花柄をあしらったワンピースに袖の緩やかな桃色の上着を着せてみる。
「ワンピに大きいシャツはミサカのトレードマークなのー!」という主張があったために
今日着ていた服とシルエットはあまり変わらないが、柄と色次第で服の印象は大きく変わるものだ。

「馬子にも衣装、ってやつかな」

「それ、自分含めて姉妹全員にブーメランが刺さるわよ。同じ顔なんだし」

「おっと失敬」

「お姉様、似合うー? ってミサカはミサカはくるくる回ってみたり」

「うん。すっごく可愛いわよ」

「お姉様、それは自画自賛になるんじゃないの?同じ顔なんだし」

「プラスのことは良いのよ。あんたたちが私の可愛い妹たちってことに間違いはないんだから」

新しい服を着てご満悦の打ち止めを、今にも頬ずりせんばかりのとろけた表情で美琴が言う。

「ミサカたちもお姉様のことが大好きだよーって、ミサカはミサカはネットワーク上のセリフを代弁してみる」

「海外組のミサカからずるいずるいって苦情が来るのは何とかしてほしいんだけど……」

嫉妬や羨みだって立派な負の感情だ。
ネットワーク上の負の感情を一手に引き受ける番外個体としてはキツいものがある。

「……いつか、海外にいる子たちとも遊びに行けたらいいなぁ」



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