4:梓「モンスターハンター?」[sage]
2011/03/09(水) 09:49:38.26 ID:YdrHANSAO
憂「受かると、いいな」
梓「受かるよ。憂なら間違い無く」
憂「お姉ちゃんは、一度落ちてるんだ」
梓「…唯先輩は、やる気がないと受からないからだよ」
憂「梓ちゃんは一回?」
梓「まぁ、ね」
梓ちゃんは気まずそうに紅茶を飲んで場を誤魔化す。
その横には、綺麗に手入れをされたボウガンが寄り添って佇んでいる。
純「──おっまたー!!」
けたたましい音を立てて、部屋の戸が開け放たれた。
会話の闖入者は満面の笑顔をそのままに、戸を閉めると「やっほう!」と手をあげて挨拶してきた。
梓「純うるさい」
純「いやぁー、ごめんねごめんね〜! 戻ってきた“この子”があんまり可愛かったから嬉しくてさぁ〜!」
純ちゃんは高いテンションのまま、背中に担いだ太刀を下ろして頬ずりを始める。
純「あぁ…この反り、鋭さ、やっぱり『黒刀』は良いなぁ〜」
うっとりと恍惚の表情を浮かべる純ちゃんに、私は苦笑いを返して紅茶をすすめた。
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