16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/12(土) 09:09:19.94 ID:IW7IgJuDO
恨まないでくれよなーー…と。
「…ーー恨むよ」
律の手が止まる。
「澪…」
「みんなの事じゃない…私の、運命の事」
どうして私が…私だけが。私はすぐにでも病院を抜け出して部室でベースを触りたかった。どうせ死ぬなら学校に通ったっていいじゃないか…!私は私の体をこのベッドに縛り付けるたくさんの目に見えない意思が恨めしかった。…そんな子供じみた駄々だってこねたくなるさ。こんな…。
「あ、明日はさ…、みんなにも来るように言ってみるからさ…ハハハ」
慌てた律は取り繕うようにそう言葉を紡ぐ。いつもならそんな優しい律の気遣いが嬉しかったが、
「…いーよ、別に」
今日は、ついそんな言葉を口に出してしまった。
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