21:1[sage]
2011/03/13(日) 23:45:18.59 ID:M0TsOs2AO
麻製の衣服に着替えた桐生は、教師に促されるまま校舎へと入った。
内装に雰囲気。やはり日本ではない事を痛感する。沖縄から海外へ流されたにしては、この景観には違和感がありすぎた。
少女「――――!」
教師「――。―――」
教師に追随する桐生だが、やはり桃髪の少女に見入ってしまう。
その声を聞けば聞くほどに彼女を思い出すのだ。
かつて桐生が愛した女性の子、遥。東城会が混乱に陥る切っ掛けとなった存在。
遥と出会い随分経つ。孤児院の切り盛りも彼女が手伝っていた。
自分が居なくなることで孤児院の経営に支障がでるだろうか。
以前、孤児院を空けたことがある。その時は琉球一家が支えてくれていた。今度も彼らを頼ることだろう。
教師「――――」
教師が止まる。杖の先に大きな扉があった。この学び舎の経営者の部屋だろうか。
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