過去ログ - 上条「み、御坂さ〜ん」美琴「触んないでよ。」
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258: ◆jPpg5.obl6
2011/04/22(金) 00:22:11.87 ID:9CH67CwAO

「ん?…ずっとだろ」



明日は何時にさよならするつもりなのかを確かめるつもりだった。
上条がさらっと返してきた言葉に、美琴は耳から頬までみるみるうちに赤く染めていった。
なんとなく、こぼれ落ちた言葉だからこそ嬉しかった。


―――……ずっとって、
“ずっと一緒”ってこと?



「なに、食う?」

「な、なんでもいい」

「なんだよ、急にしおらしくなって…なんか顔赤いぞ?」

「〜…ほっといてよッ」


明日も、明後日も

彼の言うように

『ずっと』


美琴は、思わずふふっと笑った。


「……しあわせ」


――――そんな時間が続きますように



「ん、何か言った?」

「なんでもないっ」

ほら、行くぞ!と上条が手を差し出した。
美琴は、差し出された手にすっと手を重ねる。
重ねた手が、自分の手を包み込むようにきゅっと強く握りしめてきた。

彼の温もりが、優しさが…

体の芯まで伝わってくるみたいだった。

美琴も、自分の体の方へ上条を引き寄せるように手をきゅっと握り返す。


私の気持ちも、


アンタの体に沁みこむほどに、


伝わってるといい。


…カチャンと扉が閉められた。

次に、この扉が開くときは…


2人だけの
愛する時間がまた始まるのだろう。






お幸せに!

おわり


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