過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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[sagesaga]
2011/06/20(月) 03:17:50.44 ID:BQ0cRo1AO
例えば「私を上位に、万物を下位に」などといったとしよう。
だがそれは、テッラが「万物」を全て認知しなければ不可能な話なのだ。
人間は一人一人違うし、テッラだって世界の端から端までの文化や聖教など分かるはずもない。
とある部族が作る、昆虫や草を混ぜただけのものだって、彼らにとってはそれが「聖杯」なのかもしれないし、それも一つの「万物」なのだから。
テッラは「天使」ではない。あくまで『原罪』を薄めた「人間」なのだ。
だから頭で考える暇が無ければ、アックアから殺されてしまうし、意識の外からの攻撃に弱いという弱点も持ち合わせている。
テッラの術式は、肉体が再生するだとか、あらゆる攻撃が当たらないだとか、そんなものではなく、攻撃を受けて無力化するのだ。外因を受ける肉体は、あくまで人間と変わりない。
故にテッラは、少年が逃走をしてからの「再襲撃」という事態を懸念していたのだが、
しかしその心配は杞憂に終わった。
テッラの背後、おそらくどこかの路地裏から繋がっていたのだろう、にあたるビルとビルの隙間から、少年はスっ…と出てきた。
テッラ「……おや、てっきり逃げ出したのかと思いましたがねー?」
ゆっくりと振り向いて少年を挑発するテッラに対して、追い詰められているはずの少年は、
しかし何故か、軽く微笑んでいた。
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