過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[saga]
2011/03/16(水) 17:38:29.89 ID:asCXElMAO
垣根「コイツの理由は単純だ。殺すのが惜しい」

天井を見つめながら垣根帝督はそう答える。無造作に投げ出された手が心理定規の足の指先に掠るように触れた。

言葉の意味を考えていた心理定規が足先に金属の冷えた感触を一瞬感じ、口に出した名前は

心理定規「……麦野沈利が?」

それを聞いた垣根が一瞬目を丸くする。一拍置いて、まさか、と呟き鼻で笑った。

垣根「滝壺理后がさ」

心理定規「…………」

垣根「……なんだよ」

心理定規「随分とお気に入りなのね」

垣根「……妬いてんの?」

死んで。とは言われなかったが、どこか不快感を抱いたのだろう、苦虫を噛み潰したような表情を作り、心理定規は抱いていた枕に顔をうずめる。折っていた脚を更に折り込み、垣根から距離を取るかのように体を丸めた。

垣根「……別に変な意味があるわけじゃねぇよ?」

心理定規「そう」

続きは? くぐもった声でそう冷たく呟く心理定規に対し、垣根は小さな溜め息を混ぜ天井に向かって言葉を吐き出す。




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