過去ログ - まどか「マスクドライダーシステム?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga]
2011/03/17(木) 22:09:19.98 ID:WXf83O/p0
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「……夢オチ?」
少女、鹿目まどかはぬいぐるみを抱きしめながら、ぼうっとした頭の中で考えた。
自分が、何かになるような夢。 とても怖い夢のようで、
それでいて、不思議と嫌じゃない。 そんな夢。
――なんだか本当に、あんなことがあったような――
「……起きよう」
寝起きの頭ではそれ以上は考えられない。
まどかはベッドから降りると、部屋から出て行った。
「おはよう、パパ」
「ああまどか、おはよう」
庭で家庭菜園を嗜む父に挨拶をし、その手元を見やる。
今日はプチトマトを収穫するようだ。
「ママは?」
「タツヤが行ってる。 手伝ってやって」
「わかった」
母を起こすため、両親の寝室へと向かう。 既に弟が起こしに行っているらしいが、
大抵まどかが起こすまでは起こせない。
寝室に着くと、弟が母を呼ぶ声が聞こえてきた。
すこし強めにドアを開ける。 やはり弟は母を起こせていなかった。
舌っ足らずな喋り方で母を呼ぶ弟を見て、まどかも少し楽しくなる。
ここでまどかがする仕事は決まっていた。
まずカーテンを一気に開ける。すると、朝日が思い切り部屋の中に入ってきて、部屋は一気に明るくなる。
次に母の掛け布団を一気に引き剥がす。 と、同時に叫ぶ。
「ぉおきろぉー!」
「どぅおわああああああああ!」
熟睡しているところにいきなり陽の光を浴びせられて平気な人間は少ない。
少なくともまどかの母は平気では無いらしい。
母を起こすと、次は一緒に顔を洗う。
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