14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/03/17(木) 04:20:30.68 ID:LjwDMhJO0
日本 N女子大学 軽音楽部
梓「ここはね、こうやって、ほら、弾けた」
部員A「すごーい。ありがとうございます、部長!」
梓「いいよ。わからないところがあったら何でも聞いてね」
部員A「はい!」
梓「ふぅ……」
今年から軽音楽部の部長を任されて、毎日忙しい。高校三年生のときも部長だったが、あの時は部員がたったの三人だ。今とはわけが違う。
でも、毎日いろいろなことがあり、それに追われていれば、余計なことは考えなくて良い。ずいぶん気が楽な生活だ。
充実もしていて、幸せといえるだろう。
憂「梓ちゃん!」
梓「ん、憂。遅いよ、もう練習始まってるし……」
憂「それどころじゃないよ! 純ちゃんが!」
梓「純が……どうしたの……」
憂「純ちゃんが、強盗に襲われて……」
梓「っ!?」
――ムギ先輩。どこに行くんですか?
憂「梓ちゃん!? どこいくの!?」
梓は無意識のうちに走り出していた。
いても立ってもいられなかった。
梓(どうして、あの時のことが……。私は……また、大切な仲間を……)
もう自分は、大切な仲間を失いたくない。
憂「行っちゃった……」
部員A「あの、純先輩、大丈夫なんですか……?」
憂「うん。さっき電話で話して、怪我もなかったし大丈夫だって。でも襲われて不安だろうから一緒にお見舞いにいこうかと思ったんだけど……」
部員A(じゃあなんであんなに大げさに言ったんだろう)
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