42: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/27(日) 16:29:02.74 ID:8NE1MY6N0
死ぬかもしれないのだ。
「し、ぬ……?」
梓が私達の為に死んでしまう。
「あずにゃんが……、あそこに……」
行かなくては。
行ってあげなくては。
「ちょっと、どこに行こうとしているの?」
ふらふらとどこかへ行こうとする唯を和が止める。
「……私も戦うの!」
「何言っているの、落ち着いて、唯!」
「私達の地球なのよ! なのに、何であずにゃん達が戦って、傷ついていくの……?」
唯の叫びはどよめきの中に消えていく。
誰も答えられはしないのだ。
憂も和も、気まずそうに俯くことしかできなかった。
「確かに戦いを始めたのはバッフ・クランかもしれない。でもあずにゃんだって戦いに関係ないじゃない!」
「でも、私達に何ができるって言うの?」
きゅっと唯の裾を引っ張り、和が叫ぶ。
「機銃の一つぐらい撃てるよ! 重機動メカだって残っていれば……!」
「唯!」
唯は居ても立っても居られなくなり、和が止めるのも振り切って格納庫へ走っていった。
「もう、誰もいなくなってほしくないから……!」
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