過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[saga]
2011/03/23(水) 03:09:05.61 ID:R1TnrZFAO
心理定規「…………」

三角に折っていた脚を崩す。同じ姿勢を長時間維持するは思いの他辛く、抱いていた枕を放り投げ、前のめりに倒れ込む。

ベッドの面積的に、体を倒すと垣根帝督との距離が狭まり、必然的に一部分が重なる。その拍子に垣根が小さな声を漏らし、しかし心理定規はそれを気にも止めず、柔らかいベッドに包まれる感覚を味わい、同時に張っていた体を伸ばす。

垣根「……たまに思うがなかなかいい度胸してるよな。テメェ」

心理定規「あら、お腹を枕代わりにされたくらいで怒るような程度の低い人だったかしら。貴方って」

垣根「目上の人には敬意を払えって親に教わった気がするんだがな」

心理定規「ごめんなさい、常識が通用しないのよ。私」

なんせ――と言葉が続き、チッと小さな舌打ちが聞こえた。しかしそれ以上は何もない。

いつの間にか顔に出ていた不快感も消えているようで、内心ほっとしながらくすりと笑う。




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