過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[saga]
2011/03/23(水) 03:13:39.75 ID:R1TnrZFAO
垣根「どうせ俺達の居場所も行動も滞空回線でバッチリ割り出されてるんだ」

滞空回線<アンダーライン>

この街に漂う何千万ものナノサイズ情報収集装置。どこに居ようが滞空回線は対象を捉えるし、捉えられなければ滞空回線の死角を潰せば捉えられる。

逃走者にとっては悪夢のような装置だ。

その目的が『逃走』であるなら、という話だが。

垣根「だがそれもいずれ機能しなくなる」

その言葉と共に垣根帝督が不敵に笑った。

垣根「奴のプランの核、まぁそれは一方通行や……他にもなにかあるんだろう。だが、アイツのプランに無くてはならないモノ。絶対に必要不可欠なモノがある」

垣根「それが滞空回線。この街の情報だ」

この街の全貌を常に把握しているからこそ、アレイスターは自分の駒を手足の様に動かし、そのプランを進められる。

垣根「予備のプランを全てぶっ潰せる程未元物質も全能じゃねぇ。奴のプランの全貌なんて見えねえからな」

垣根「なら奴の進めているプランを止めてやればいい。プランにとっての核じゃあなく要を奪う、その瞬間が付け入る隙だ。その上で『第二候補』の価値が『本命』を上回っていれば、アレイスターも俺を無視できねえ――まぁ、」

次の言葉を発する瞬間、垣根帝督の口角が微かにつり上がったのを心理定規は見逃さなかった。




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