過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[saga]
2011/03/27(日) 14:04:59.03 ID:wGWjfvZAO
垣根帝督の意識はこちらへと向いておらず、その瞳はもっと先を見据えている。何が見えているのかはわからない、しかし悪いビジョンではないだろう、それは少年が浮かべる不敵な笑みが証明していた。

心理定規「…………」

それはとっても素敵な事だが、今しか見えない自分にとってはどうにも歯痒く、それが得体のしれない不安を煽る。

垣根「まぁ見てろ。ニ日、あと二日だ。そうだな……夜、面白いモノが見れるぞ。全くもって愉快な人災がな」

心理定規「……あなたには何が見えているのかしら」

その言葉はやはり不安の表れだろう。余りにも遠くを見つめ、高い位置に立つ少年への不安の表れ。思わず、見つめていた目を伏せる。

心理定規「…………」

自分はこの少年の隣にいる事が出来るのだろうか。

垣根「決まってんだろ」

心理定規「え?」

そんな不安を浮かべた瞬間、呟かれた垣根の言葉にドレスの少女は呆けた声をあげる。未元物質というものは心まで読めるのか、なんて馬鹿げた思考に走ってしまう。




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