過去ログ - 一方通行「飯も風呂もできてンぞ」番外個体「それじゃあ、あなたで」
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119: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/30(水) 12:33:25.77 ID:2pAAEUvjo


「あ、来た来た。こっちだよん。ひゃひゃ、大丈夫? 
 コーヒーでも頼みなよ、ベーグルとかもあるみたい。暖まればちょとはマシになるんじゃないかな」


戻ってきた一方通行を、お嫁さんは優しく優しく迎え入れた。
先程は流石に笑いすぎたと反省しているのか、そのことに関しては深く突っ込まない。
一方通行はコーヒーを注文するとテーブルに突っ伏し、


「最悪だァ……」

「き、気にすることないって。ミサカもちょっと悪ノリしすぎちゃったけどさ。そうだ、ミサカがぎゅーってしてあげようか?」

「……ン、頼むわ」

「オ、オウ……これはヤバいよ、末期かもしれない」


まさかの返答におろおろする番外個体。
そんな彼女を、美琴は羨望の隠った目で眺めていた。
子供が警察官やケーキ屋さんに憧れを抱くのと同じだ。将来を夢見る、きらきらした瞳。


(これが付き合ってるってヤツ、なのよね……。何よ、いちゃいちゃしちゃってさ。
 私も……って、な、何でアイツが浮かんでくるのよ!?)


と、ここで彼女はある引っ掛かりを覚える。


(あれ? つ、付き合ってるう!? 流れ的に何の疑問も持たなかったけど……
 し、しかもさっき『ヤった』って……これはその、あああアレ、アレしかないのよね!?)


大変なことに気が付いてしまった、気がする。
だってこの二人は、恋人とかでなく家族みたいなものではなかったか。
一方通行は未熟な妹の親御さん的存在ではなかったか。


「あ、アンタ達って! どういう関係なの!?」


突っ伏したままだった一方通行の肩がぴくりと動き、
そんな彼の髪の毛を面白そうに指でくるくる弄っていた番外個体も顔を上げた。





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