過去ログ - 一方通行「飯も風呂もできてンぞ」番外個体「それじゃあ、あなたで」
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268: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/04/17(日) 01:45:41.88 ID:BAONOHRVo

「ありゃりゃん、赤くなっちゃって。ねえ、もっと罵ってあげようか? 駄犬みたいに情けなく、無様に懇願出来たら、だけどね」


我々の業界であれば是非ともと率先しておねだりしてしまうような、毒を隠す甘い誘惑。
しかし学園都市の第一位、一方通行までもが自我を忘れてそれをするかというとそうでもなく、
彼には彼のプライドと自我がまだしっかりと残っていた。


「……っ、このマセガキが何馬鹿言ってンだ。下らねェことしてねェで準備して行くぞ」

「――ちぇっ、つまんないの。折角あなたが下穿いたまま射精するとこ見れると思ったのになぁ」

「マジでばっかじゃねェのかオマエ」

「冗談冗談、日頃の仕返しだよ。あ、でもこのまま生殺しって辛くない? ミサカが今度こそ抜いてあげようか」

「ほざいてろ。……オマエのせいでこォなっちまたったのは不覚だが、こっちの能力でどォとでもなる。
 ずっと今までそォやってきたし、だからどこかの誰かさンみてェに一人淋しく、なンてのも必要ねェンだよ」


一方通行の言い分に、拘束を解いた『どこかの誰かさん』が唇を尖らせる。


「……じゃあミサカがそんな馬鹿をやらかさないように、あなたが責任持って処理してほしいものだけど。じゃないとこっちから押し倒しちゃうよ?」

「取り急ぐ必要なンてねェよ、焦りすぎだ。これから先、そンなチャンスは嫌ってくらいあるだろうよ」


上手くかわして立ち上がる一方通行を、どこか淋しげな不満顔で見上げるしかできない番外個体だった。



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