過去ログ - 一方通行「飯も風呂もできてンぞ」番外個体「それじゃあ、あなたで」
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267: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/04/17(日) 01:44:45.94 ID:BAONOHRVo

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――

「おお! ミサカ和室って初めてかも! これが畳ってやつだね」

「へェ、結構良い部屋じゃねェか。普段和室なンて使わねェからな、新鮮だぜ」

「あ、でもお風呂は今時って感じだ。でっかいよ、ジャグジー!」

「興奮すンのは勝手だが走り回るンじゃねェ。どったンばったン、他の客に迷惑だろォが」


無事に空の旅を終え、沖縄の大地を踏んだ二人。
一方通行に弄られたせいで着陸少し前から消沈気味だった番外個体も、キスと気温の高さを肌で感じてすっかりテンション上々である。
空港から送迎バスに乗り、取り敢えずホテルに荷物を置きに来た。
沖縄旅行一日目、本日は早速、高速バスに乗って醍醐味ともいえる水族館ツアー。


「あっくん早く早く、早く行こ」

「まだバス時間まで20分近くあるぞ。つーかその呼び方やめろ気持ち悪ィ」

「えー、良いと思うけどなあミサカ。うひゃひゃ、あっくーん」

「あァ沖縄テンション面倒臭ェ……」


べたべたと猫みたいに甘える番外個体。
座ってお茶請けの煎餅を興味深そうに凝視していた、あっくんこと一方通行は後ろから抱き付かれて、


「ゥあっ!?」

「ひゃはは、びっくりした? あなたは敏感さんだからね、耳が弱くて当然か」


唐突に耳を舐め上げられた。
いつかの仕返しと言わんばかりに、艶かしく執拗に。
しかしそれだけでは飽き足らないのか、彼をしっかり補足した両腕を片方だけ解いて、


「ば、かやろ、オマエいきなり何――や、ンッ、どこ触ってンだクソガキ! ゥあ、ァっ、」

「ミサカが言うのもなんだけどさ、変な声出ちゃってるよん? 下も硬くしちゃって、男の人ってかわいそー。隠しようがないもんねぇ」


けらけらと嗤われ、下腹部をまさぐられる。
ジーンズの上からさわさわと撫で回されるというたったそれだけなのに、声を殺すことで精一杯。
いやな笑みを浮かべる番外個体を振り払うところまで余力はない。


「――っふ、ァ、」

「圧し殺そうとしたってム・ダ。恥ずかしい? それとももっと、気持ちよくなりたいのかにゃん?
 きゃはっ、どうでも良いか。ともかくあなたは、いっつも苛めてる女の子から攻められて感じてるの」


……――変態だね。


「ッ!?」


ぼそりと、冷淡に。
耳元で嘲笑するように囁かれて、羞恥に身体がかっと熱くなった。



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