過去ログ - 一方通行「飯も風呂もできてンぞ」番外個体「それじゃあ、あなたで」
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◆3vMMlAilaQ
[saga]
2011/03/24(木) 21:51:57.82 ID:eWahEoj6o
第七学区のアーケード街。
セブンスミストに比べやや小規模だが、様々なショップが連なっていることと気軽に利用できる親しみやすさで放課後の人気スポットとなっている。
中々質の良い生鮮品を手に入れることもできるので一方通行も時々利用するし、番外個体も洋服を買いに来たりするらしい。
そこで年一回、三日間に渡って行われる抽選会は、各ショップで三千円買い物する毎に一枚貰える抽選券があれば誰でも参加でき、景品が豪華なことで知られている。
というわけで、それに参加するため二人は足を運んでいた。
キスマークを晒すわけにはいかないからと、そこはマフラーを巻いて何とかカバー。
空調の効いた店内では少し暑苦しさを感じるものの仕方がない。
「……あなたが近くに居ると緊張するんだけど」
「なら外で待ってるから一人でゆっくり見てこいよ」
「だ、ダメダメ! ……あなたにも、見て貰いたいし。このミサカに似合うヤツ」
そんな二人が現在居るのはレディース専門店で、福引き前にお買い物である。
番外個体が欲しがっていた春物も買えるし抽選券も貰えるしで一挙両得だ。
彼女は気になった服を手に取ったり戻したりしながら、
「どんなのが良いかなあ。あなたはどう思う? ひゃひゃ、お望みとあらばバニーでもナースでも着てあげるよ。勿論高くつくけどね」
「何でも似合うと思うけどな、オマエの体型だと。ほら、あれとか良いンじゃねェの?」
「なっ、あんなの着たいとも思わねーし! 大体ミサカはああいう可愛いのよりも……っ」
一方通行が指差したのは、レースやリボン、フリルなどのモチーフをたっぷり使用した、所謂ロリータ・ファッションというものである。
マネキンが完全装備したそれは人目こそ引くものの、だからこそ着るにはかなりの勇気を要しそうだ。
「それともゴスロリ、何なら専門店にでも――くっ、くは、」
「だからミサカは、……な、何笑ってんだよう、からかってんの!?」
「冗談を真に受けてンじゃねェよ。つーか否定しつつもスゲェ見てンじゃねェか、その少女趣味はオリジナル譲りですかァ?」
番外個体が顔を赤くして底意地悪く笑っている男をベチベチ叩く。
気恥ずかしさと、見透かされたという悔しさを誤魔化すように。
流石にがっつりロリータでお姫様になりたいわけではないが、それでも彼女だってれっきとした女の子だ。
可愛いものに惹かれてしまうというのは仕方がない。
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