過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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26: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/19(土) 19:28:39.45 ID:H8ixk1I90

ポロリとこういった本音が零れてしまう。
番外個体が少しだけ困惑の表情を見せる中、一方通行は返答した。

「ただでさえガキの面倒押し付けてンのに、これ以上甘えられねェよ。コッチはコッチで何とか
 なってっから、心配すンな。………まァ、気持ちだけ受け取っておくわ。たまにこォしてメシ
 とかに呼ンでくれる分には何の不都合もねェよ」

「……そ。残念じゃーん」

わかっていたとは言え、残念なのは事実だった。
あの時はこういう心境を味わう暇すら許さずに出て行かれたが、これもこれでまた寂しいものだ。

「いよいよあんたも本格的に自立か……」

「ミサカはまたアナタと一緒に住みたいんだけどなー。ってミサカはミサカはちゃっかり自身の
 願望を吐露してみる」

寂しいと感じているのはこの幼い個体も同様である。芳川は一瞬自分も、と言いたげな顔を覗かせ
たが、一方通行に母性満ちた眼差しを向けるだけに留めた。

なんだかんだ言ってもこんなに人から愛されてる一方通行を番外個体は嬉しく思った。
内心は複雑なのが正直な所だが、やはり素直に嬉しい気持ちが勝っていた。

「ま、気が向いたらいつでも来い。待ってるじゃん」

「気ィ向くことがあればなァ」

「ははっ」


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