過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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295: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/04/12(火) 00:04:11.02 ID:7MmK4SJe0


結局、そこまで話した直後に彼の意識は失われてしまう。

放置する訳にもいかず救急車を呼んだ後、一方通行と番外個体はその場から静かに立ち去った。


路頭を歩く二人。
空気が、若干の重苦しさを放っていた。


結局、現段階ではそれ以上に行動の起こしようがない。
わかったのは敵の明確な存在だけ。あとはその目的くらいか。
平和な時間など、やはりそう永くは続いてくれなかったのだ。
彼等の特殊な立場が、それを許してくれそうになかった。

一方通行はそのことを悟っていた。だから暗部の世界に残ったのだ。
自分の身柄と力を交渉材料に持ち出し、他の縛られし人間を呪縛から解放させる。
そして、彼女と彼女達の平穏を保障させる。

そのためなら自己犠牲など、何の苦にもならない。みっともなく我武者羅にもがいて無条件に手に
した平和など、程なく打ち砕かれるものだ。

だから一方通行は“大人”としての用法を駆使したのだ。
忌み嫌う学園都市に。金と権威に溺れた醜い連中相手に。

真っ向から立ち向かうだけじゃ護れないと悟った。


だが、結果はこれだ。


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