過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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439: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/04/28(木) 21:38:53.09 ID:twZfxaNF0


ロシアで功績を上げた者同士が、何の因果かこうして再度顔を合わせている。

浜面の声にはドスが掛かっており、一方通行の疑念を深めるばかりだった。
唐突に向けられたあからさまな敵意。相手側の事情がまず知れなかった。
しかし、今は浜面を相手にしている場合ではないことを瞬時に思い出す。

黒夜を取り逃がした。これがどういう事に繋がるのか。

一方通行の中で導き出される答えは、既に一点へと絞られていた。
おそらく、さっき自分で言っていた“賭け”を実行するつもりだろう。


「悪りィが、こっちは取り込み中だ。オマエに付き合ってる暇はねェ……っ!!」


そう残し、一刻も早く黒夜の追跡に復行しようとするが、浜面は退く姿勢を見せるどころか
語調を荒げた。


「待てよ! 勝手に後回しにしてんじゃねえ!!」


吼えながら取り出し、構えた拳銃。
こんな公の場で凶器を惜しげなく晒す彼の神経は、もはや正気の沙汰とは言い難い。
しかしながら、彼の瞳には尋常ならざる覚悟が秘められてもいた。


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