過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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460: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/04/28(木) 22:23:00.11 ID:twZfxaNF0


宣告と一緒に、広げられた両手から膨大な量の気体が噴出される。
先刻から何かが噴き出ている音は聴こえていたが、今ようやくその謎が解けた。
微弱で目にも見えない窒素を放出させることで、空気中物質の割合を崩していたのだ。
番外個体が息苦しさを感じていた原因はこれによるものだった。

「……要は、手から気体を発するだけのチカラでしょ? ミサカの相手になるとは到底思え
 ないけど?」

「未知のチカラを前にして先入観を捨てない……か。所詮は副産物、いい具合に期待を裏切
 ってくれてるねェ」

「ミサカが副産物……?」

「おやァ? 自覚がないってかァ? アハハハ! こりゃあ傑作だ! 一時期障害を患った
 ってのは、どォやらデマじゃなかったみてェだな」

馬鹿にした風な少女の態度に番外個体の不機嫌指数も上昇していく。
ムッとした人相で話を先に進めようと振り出した。

「………もういい。ってかさ、いい加減に“その喋り方”やめてくんない? すっげえ癪に
  障るんだよ。乙女ボイス再生だと特にさ」

「残念ながら、そいつは無理な相談だね。何せ思考パターンの一部を植えつけられた関係上、
 能力使用時は実験当時の一方通行の思考や言動に人格も引き摺られちまうンだからさ。言わば
 デフォルトと化してンだよ。わかるか? 物真似とかそォいったレベルじゃねェ。これは“実験
 の結晶版”だ」


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