過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
1- 20
588: ◆jPpg5.obl6[saga]
2011/05/24(火) 20:34:25.03 ID:Q5J8VsfX0


「オマエらみてェな学園都市に鎖を巻かれた暗部組織は数知れねェ。そいつらと番外個体に
 何の違いもねェ。……だから俺は決心したンだよ。『縛り付けて闇に浸からせている連中を
 全員解放しろ』ってな……。エゴな話に聞こえるかもしれねェが、もォクソガキや妹達……
 番外個体みてェな“科学の街に翻弄される”人間を増やしたくなかった」


瞳からは、一切の嘘も感じさせなかった。
それから語られる、自身の『暗部残留』の意図。


「俺はあの事件で根が完全に絶たれたと思っちゃいねェ。だから俺は“見張る”立場に回った。
 暗部との距離を離さないことで、迅速な処置が施せるよォになァ」

「『第三次製造計画』みたいな馬鹿げた計画が発案される前の段階で、確実に叩き潰せるよォに……」

「もォ起きちゃいけねェ。起こさせちゃいけねェンだ。何の罪もない人間を、何の感慨もなく玩具
 にしよォとする学園都市のやり方に、俺は心底我慢ならねェ……っ」


「だがな……」


「どォやらそいつは向こうにとっても同じらしい……。“もォ『俺』は実験動物として扱うに値しない”
 ンだとよ。仮に俺がその立場だったとしたら、排除以外の選択を取らねェとも言い切れねェ……ククッ」


自らの運命を受け入れるかのような乾いた笑み。まさしく自嘲というやつだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/735.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice