過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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7: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/19(土) 19:02:57.26 ID:H8ixk1I90
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短期終息した第三次世界大戦の余韻も薄れ、学園都市の平均気温は日が重なるごとに低下するこの時期。

勉学に励む学生を含めた住民達は皆来たるべく寒冷期に備え、冬籠りに勤しむ風情を演出する。

そういった最中、雪でも降れば景色との一体化も宛ら不可能ではない白髪白貌且つ華奢な少年は微かに
冷却された吐息を空へと吹いた。

傍らに存在する少女はそんな彼の尻を叩くように視線を傾け、少しだけ歩くペースを速める。

その手は杖を持っていない少年の腕を掴んだまま―――――。


「オイ、だから引っ張るなって言ってンだろ! そンなに急ぎてェなら腕離して先行け。落ち着かねェン
 ならガキみてェにそこら辺走り回ってろ」

「いや、ダルそうに溜息吐くのは勝手だけどさあ、仮にも女の子を横に侍らせておいてそれってどうなの?
 ハァァ、いつになったらエスコート作法が身についてくれるのやら」

「はァ? 何ワケの分かンねェ勘違いしてンだ? ただ寒くなってきたから息吐いただけだろォがよ」

「なに? 寒いの? まぁ無理もないか。あなたって見るからに耐性低そうだし」

「っせェな……、余計なお世話だっつの」


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