過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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750: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/06/27(月) 23:04:34.79 ID:8ghSJ8cR0


唐突に頭を下げられ、上条は戸惑う。

そしてこの頼みが何を意味しているのか、理解できずにいた。

一方通行が上条に対し、ここまで低身になったのは二度目だ。

一度目は、木原数多によって閉じ込められた牢獄で彼に救いを求めた時。

彼は今、どんな思いで格下であるはずの上条に頭を下げているのだろう。

少なくとも、断腸とはまたどこか違うような雰囲気を目の前の悪魔は匂わせている。
彼の姿勢には一切の迷いが感じられなかったからだ。


「……どういう事なんだ?」


上条は静かに問う。

これを聞き入れた一方通行は僅かに眉を顰める
ヤマが当たったものの、やはり皮肉を感じずにはいられない。
予想通りだった。わかっていた。

中途半端に真実を濁せば、上条のことだ。こんな風に全貌を求めて足を踏み入れようとするであろう。
ここは慎重に言葉を選ばなければならない場面だ。
下からの目線に不慣れな分、尚更に。


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