過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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810: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/07/09(土) 23:11:50.09 ID:YN04+dKh0


そんなこんなでピリピリしていた空気も緩和された中、土御門がやや強引ながら本題に触れた。


「俺も海原も、お前の現状を深刻に思っている。………お前、これからどうするつもりだ?」

「さっき言った通りだ。ヤツらの動向にこの俺が怯えるとでも思ったか? 逆だよ。見えないトコでこそこそやってるのは
 好かねェが、表立って挑戦しようってンなら乗ってやるつもりだ。来るなら来やがれってなァ」

「貴方だけならそれで済むんでしょうけど……、では“彼女”の方はどうなるんです?」

「当然守り抜くさ……。俺の脳よりも最優先でなァ」

「命以上の存在、か……。そう言うと思ったぜよ。番外個体はカミやんと俺に任せておけ。授業時間中の心配は要らないさ」

「悪りィな……。何も起こらないのが本当なら一番だが、『新入生』が番外個体の存在を無視するとは思えねェ。番外個体
 の安全を確保するには、どォやらオマエの協力も必要みてェだ。……っつーことで、是非ともよろしく頼むわ」


捻くれ要素控えめで一方通行にしては見違えるほど素直だったが、もう海原も土御門も驚かなかった。
しばらく顔を合わせてなかったものの、一方通行の心境の変化に気づけない二人ではない。意思の疎通が図れるほどではない
にしろ、これまでの付き合いはそういう意味で無駄ではなかったと言える。

現に一方通行の直感は、『彼らは敵ではない』と告げていた。
だから安心して頼めたのだ。
上条や土御門が同校だったのは、ある意味ラッキーだったのかもしれない。


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