過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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83: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:35:16.01 ID:5d+QSx4c0


自嘲的に吐く一方通行に一応のフォローが与えられる。

「まあまあ、そう悲観しないでさ、少しは身体鍛えるなりして筋肉つけよう、肩幅も広げて腕も
以下略



84: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:37:38.38 ID:5d+QSx4c0



「色々とツッコミてェ部分はあるが、俺が買ってやった寝巻きあンだろォが。あれは着ねェのかよ?」

以下略



85: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:42:01.13 ID:5d+QSx4c0

腑に落ちないまま定位置のソファーで横になり、毛布を被る。
このソファーがすっかり彼の寝具と化していた。一つしか配置していないベッドは番外個体に謙譲…
いや、仕方がないから譲ってやっているという事にしておく。
別段、紳士など気取ろうとも思わないが、彼女のための自己犠牲を厭わなくなった今では大した苦の
以下略



86: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:43:34.27 ID:5d+QSx4c0

(やっぱそォか? それはつまりそォいう意味なのか? “さっさと入ってこいよこの意気地なし”って
 俺に対して向けてるメッセージか何かかァ???)


以下略



87: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:46:15.98 ID:5d+QSx4c0

選択肢は二つ。

確信の持てない誘いに乗ってみるか、昨日と全く同じ要領で目を閉じ、意識を落とすか。

以下略



88: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:53:13.82 ID:5d+QSx4c0


(我ながら情けねェ話だな。これじゃあ誘惑の餌に釣られてるも同然じゃねェか)

(こいつがそンなつもりでスペースを空けてたっつう確証なンざ、どこにもねェってのに……)
以下略



89: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:54:32.09 ID:5d+QSx4c0

その正体は、番外個体の髪から漂うシャンプーの香り。
更に今まで特に意識した事も無かった女の子特有の優しい香りとブレンドされ、何とも魅惑的な
空気が彼の周りには漂っていた。

以下略



90: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:56:12.88 ID:5d+QSx4c0


ようやくそこで二人は向かい合った。
艶やかさを纏う番外個体の顔が瞳に映る。

以下略



91: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:57:56.26 ID:5d+QSx4c0


沈黙を嫌うように進言した番外個体の顔は、暗闇で見づらいものの確かに赤らんでいるのが分かる。
赤裸々な申し出に、一方通行は短い返事で応えた。

以下略



92: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 19:59:37.55 ID:5d+QSx4c0

しかし、番外個体は挑発的なセリフに応じなかった。

「確かにミサカは末っ子ってか、一番子供なのかもしんないけどさ……。それでもミサカのことを
 ちゃんと意識してるんだよね…?」
以下略



93: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/24(木) 20:01:52.17 ID:5d+QSx4c0


吹っ切れた表情と言葉が一方通行を崖際まであっという間に追い込んでいく。
先に気分を割り切らせ、開き直れた方が勝ちだったこの一戦に一方通行は完全に気後れした。

以下略



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