過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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985: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/21(日) 18:13:14.73 ID:Zk4zZ5Rv0


「そりゃそうよ。私の役職じゃアレイスターから直接聞き出すなんてのは不可能だもん。いきなり呼び出しが入ったと思った
 ら、あっさりお払い箱。いくら無頓着なタイプの人種でも、突き止めようとするのが自然じゃない?」

「まあ……当然だわな」

「だから私は自身の能力を有効活用しただけ……。隠された書類を見つけ出すくらい、どうってことない作業だしね」

「………!!」


ようやく話が呑み込めてきた絹旗の背筋に冷たい汗が滴る。冷静でいられる麦野と結標を見る目が「信じられない……」と
でも言いたげだ。
だが、結標は何でもないような顔で心配要素を否定した。


「大丈夫よ。あの時点で既に私の足枷は外されていたんだから。………けどその代わり、あいつにでっかい借りが出来ちゃ
 ったぐらいかしら」


最後ら辺の語調だけ、少しばかりの悔しみが籠められているように聞こえたのはおそらく気のせいではないだろう。
何て表現すべきなのかを見失っている絹旗の心情を、麦野が代弁した。


「ま、どんな理由あっての行動かは知らないけどさ……。はっきり言って余計な真似よね。裏世界のヒーローにでもなった
 つもりかよ……」

「………確かに、そう捉えるのが普通でしょうね。でも私は正直………悔しい」

「?」

「ううん……。悔しいって言うか、腹立たしいわ……。貴女の今言った通り、“余計な真似”以外の何物でもないのよ……ッ!」



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