過去ログ - 仮面ライダーW「さあ、インキュベーター! おまえの罪を数えろ!!」
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48: ◆/Pbzx9FKd2
2011/03/24(木) 22:25:02.49 ID:VzXfE/Lt0
「ぎひいいっ!」

 無言のまま、二度、三度とつま先を男の顔面中央にに突き入れる。

「痛い? でも、仕方ないわ。これは罰なのだから」

 蹴りつければ蹴りつけるほど、自分の中のドス黒い感情が高まってくる。魔女を殲滅する時にはまったくなかったものだ。

「や、やべ、やべてくださ、ください」

「やだ」

 男は両手で顔を覆って痛みから逃れようとする。

 もはや腹の中のくぐもったむかつきは、自分でも誤魔化しようの無いくらい膨れ上がっていた。

 頭の中で、今まで何度も繰り返してきた、まどかを失ってきた悲しみ、
自分の言葉を何一つ理解しようとしないみんなのこと。

 それから、終わりの無い苦しみの道程。すべていっしょくたになって、胸の中で渦を巻いて激しく唸っている。

「いだ、いだぁい、びょ、びょういんへぇ」

 男の覆面を無理やり剥ぎ取る。白い骨のような模様が描かれていたそれは、血反吐ど泥でぐちゃぐちゃの汚物に成り果てている。

 仮面の下から出てきた顔を、凡庸な中年男性のものだった。

「答えなさい。あなたは、なに?」

「お、おれは、ざいだんえっくす、のものぉ、いぎぃいいいっ!! いだああああっ!! やべっ、やべてぇええっ!!」

 前髪を毟るようにして引き絞り、俯きがちな顔を無理やり上げてやる。

「私に理解できるように答えなさい、といったの」

 その時の私の顔は、鏡を見なくてもわかるくらい凶悪なものだったと思う。

 男の話を総括すると以下のようになる。


 第一に、私を襲った彼らは財団Xという組織であり、これらはこの待ちにソウルジェムとグリーフシードを求めてやってきたらしい。


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