過去ログ - 一方通行「打ち止めが反抗期なンだが」
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30: ◆rF/tDeRmBKi/[saga]
2011/03/22(火) 21:52:47.90 ID:AQb/bGLX0
「でもねー、そこでなんと黄泉川がさー」

楽しそうに駄弁る打ち止めの姿を双眼鏡越しに確認しつつ、絹旗は半ばヤケクソ気味に一方通行へ状況報告を行う。

「対象の安全を超確認。友人のモブ子A並びにBと楽しそうに下校しています」

「イイねェ、友人と下校なンざちゃンと青春してンじゃねェか!」

「うわマジに超ハイテンションになっちゃってますよ。ていうか顔キモイです」

ヒャッハー! と狭苦しいワゴン車の中ではしゃぎまくる一方通行に絶対零度の視線を突き刺す絹旗。

保護観察対象の打ち止めは友人らと実に楽しそう。守る側であるはずの一方通行も実に楽しそう。ていうかコイツが一番楽しんでんだろ。

「家族の成長見守ることの何が悪いんですかァ!? いや打ち止めはもう家族という枠組みには囚われねェ……まさにマイスウィートエンジェル! テメェが喧嘩売るってンなら絶賛大奉仕特価で買い取ってやるぜェ!?」

「あーいいですよ超いいですよ上等ですよ! やってやろうじゃないですかッ!」

バン!! とワゴン車の扉が両側ともに弾け飛んだ。絹旗は窒素装甲を身にまとったまま車から飛び出し、瞬時にチョーカーのスイッチを切り替えた一方通行もまた運転席のシートを踏み台に車外で跳躍した。

超能力者vs大能力者。

高位の能力者同士の戦いになれば周囲へ被害が及ぶのは免れない。一方通行は場所を変えようと周囲を見回し。





「……オイ、打ち止めがいねェぞ」
「えっ」





マイスウィートエンジェルの姿が消失していることを、一方通行の眼球は確かに確認した。


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