1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/21(月) 16:31:31.30 ID:ZIz6+aHDO
中二痛い遅い稚拙
とひどいできですがどうか勘弁
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:40:38.84 ID:ZIz6+aHDO
〜Overture〜
闇は人を捉える
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:42:53.41 ID:ZIz6+aHDO
1章
深い 深い 闇の底
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:44:38.96 ID:ZIz6+aHDO
“目”が合う
影の至るところに開いている無数の赤い目が、ひっそりと隠れた押入れから のぞいていた少年の二つの目と合う
恐怖による硬直
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:48:32.98 ID:ZIz6+aHDO
………はずだった
そこにあったのは物だった
否、残骸だ
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:49:28.45 ID:ZIz6+aHDO
這い寄る影
「……見エル…見エルゾ………」
忍び寄る死
「……臭ウ…臭ウゾ………」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:50:13.66 ID:ZIz6+aHDO
そして無力な少年は逃げることもできずにただ震える
一人
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 16:50:40.27 ID:ZIz6+aHDO
這い寄る影
忍び寄る死
9:ここまでは友人作[saga]
2011/03/21(月) 16:51:29.61 ID:ZIz6+aHDO
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/21(月) 16:53:24.59 ID:XL/Fas7e0
ひょっとしたら仮面ライダーかなー、なんて思ったが全然違ったでゴザル
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/21(月) 16:57:44.19 ID:ZIz6+aHDO
>>10
いろいろその時読んでた漫画に影響されてるきはするけどライダーはあんまり関係ないですすません
12:1レスどれくらい入れたらいいん[saga]
2011/03/21(月) 17:16:49.67 ID:ZIz6+aHDO
二章
少年が目を覚ます
「夢……か」
背中にはじっとりとした嫌な汗
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:17:49.33 ID:ZIz6+aHDO
否、徐々に覚醒していく意識が夢(げんそう)を打ち砕く
知らない部屋、薬臭い真っ白な空間
「親父たちはどこにいるんだ」
起き上がろうとして右手の点滴に気付く、台は固定されており動けそうにない
ナースコールでもあればいいのだが、再び回りを見渡した時ドアが開いた
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:18:42.47 ID:ZIz6+aHDO
「目が覚めたようだね」
やつれた若い男だ、白衣を着ているとこから察するに医者だろうか
「ここは?」
「病院みたいなものだよ。君はここに搬送されてきたんだ」
「みんなは、そして俺はどうしたんだ?そもそもあなたは誰なんだ!?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:19:37.08 ID:ZIz6+aHDO
あやすような口調で男が言う
「まずすぐに答えることができる質問に答えようか。私は毒島薬男(ぶすじまくすお)、見てのとおり医者崩れだ」
「崩れ?」
少年が首を傾げる
「いろいろとあってな、私は医師免許を持っていないんだ。ああ、安心したまえ腕は悪くないと自負しているよ。」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:20:31.04 ID:ZIz6+aHDO
「次の質問、君と君の両親はどうなったのかだったな。これは別のものに答えさせよう、その場を見てない私より彼のほうが適任だからな」
「どういう意味だ?」
「彼に会えばわかるさ。私から言えることは……そうだな、『受け入れろ、それが出来ないなら退場しろ』といったところか。まあいい、彼を呼んでこよう」
薬男がドアの先へ消える
「言い忘れていた。『お大事に』」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:21:56.82 ID:ZIz6+aHDO
五分後、病室にノックの音が響く
「入ってください」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:22:53.69 ID:ZIz6+aHDO
少年の視線に気付いたのか男は気まずそうに口を開いた
「あー、あれDA。この格好はきにすんNA、仕事着みたいなもんだかRA。俺は音無響(おとなしひびき)ってもんDA」
「で、音無さんは何を説明してくれるんですか?」
その口調のせいで少年が不信感を募らせていることに気付いていないのか響は構わず話し出した
「単刀直入にいってお前の両親は亡くなっTA」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:24:11.18 ID:ZIz6+aHDO
淡々と応える少年に響は優しく声をかける
「ないてもいいんだZE」
「……ですよ、何かが親父たちを喰ったんですよ!!何なんですかあれは、何か知ってるんですか!!」
スイッチが入ったかのように少年は溜まっていたものを吐き出す
「あんた達は何か知ってるのか!?言え、言えぇ!!言えよぉ!!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 17:26:01.38 ID:ZIz6+aHDO
「『受け入れNA、それが出来ねえなら退場しやがRE』」
「ああ、何だって受け入れてやるよ」
少年に先程までの弱さはない。そこには一人の覚悟を決めた男がいた
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/21(月) 17:26:33.86 ID:ZIz6+aHDO
「OK、そのまえにお前の名前を教えてくんねぇKA」
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