112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:06:24.07 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「」スッ
上条「カード……」
インデックス「きれいな女の人……」
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:08:21.74 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「シンディアの死から数ヶ月、私は絵を描き続けました。……彼女の絵も、何枚も描きました……」
ペガサス「それでも、私の心のカンバスはずっと真っ白なままでした……」
ペガサス「……気づけば私はエジプトを訪れていました」
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:09:49.81 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「……辿り着いたのは隠された地下神殿でした。そこで私は男たちに取り押さえられてしまったのです」
ペガサス「少年は私に言いました。ここを立ち去るには千年アイテムの所持者に選ばれるしかないと」
ペガサス「そして少年が手に取ったのが――」
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:14:07.20 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「千年アイテムは所有する人間の魂を試す……。
所持者として相応しくなければ全身を焼かれ、殺されてしまうのです」
ペガサス「しかし、もし認められたなら、千年眼は所持者の願いを叶えてくれる……」
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:20:15.69 ID:+fTyhqCuo
上条「……」
インデックス「……」
ペガサス「この千年眼によって、私は他人の思考、すなわち心を視ることができるようになりました」
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:22:03.81 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「この千年眼は呪われたアイテム……。闇の力を持っています」
ペガサス「それが魔道書の毒を防ぐ形となったのかもしれません。
あるいは、私が『闇の番人』だから汚染を免れたのか……」
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:23:10.09 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「おっと、つい話を遮ってしまいました。ソーリー、シスター・ガール」
インデックス「う、うん。とにかく、私の中にはエジプトの魔術の知識もたくさんあるんだよ」
インデックス「……だけど千年アイテムなんて今初めて知ったんだよ。魔道書にそれらしい記述は……」
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:24:52.70 ID:+fTyhqCuo
ペガサス「ユーの傷を治した後、私はユーに手荒な真似をしてしまった……。衰弱していたユーをです」
ペガサス「それなのに、あのときのユーは――」
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:27:19.33 ID:+fTyhqCuo
インデックス「……訊いておかなければいけないことがあるんだよ」
インデックス「ペガサスは死者蘇生の魔術を理解してしまったの? それとも……」
ペガサス「……正直に言いますと、ほとんど理解できませんでした」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/25(金) 10:29:32.59 ID:+fTyhqCuo
インデックス「……それなら、ペガサスが謝る必要はないんだよ」
インデックス「ほんの少し間違えちゃっただけで、ただシンディアに会いたかっただけなんだから……」
ペガサス「……こんな私を、ユーは許すというのですか……? 何故……」
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