過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/05/27(金) 02:22:53.62 ID:sXW33Tpfo

「……ここでいいか。浸水してきたし」

「あら、もう降りますの?」

 無視してフィアンマが短く呪文を唱えると、白い膜は速度を落として岸に寄った。
 適当な箇所を左手で叩くと、その部分を中心に丸く穴が開いた。そこから二人は外に出る。
 フィアンマが中心部分からネックレスを取り外すと、白い膜はただの塩に戻り流されていった。

「さて、どうするか。そこそこ距離は稼いだが、安全圏というほどでもなさそうだ」

「むう、それよりそろそろ酔いが醒めてきましたわ。お酒を買いに行きましょう」

「お前酔ってたのか……。というかお前未成年じゃないのか」

「女性に年齢を尋ねるのはマナー違反ですことよ? そもそも銃とかバンバン撃ってますし」

 なんとなく正論を吐いてみれば、やけに説得力のある間違った正論で返された。
 この国の銃に関する法律など知らないが、公道で自由に撃っていい筈も無い。
 というか、よくよく考えたらこの一連の行動はもの凄く悪目立ちするんじゃなかろうか。
 今更そう気付いても時既に遅しである。

「……何というか、暫く大人しくしておきたいところだな」

「あら、私はいつもおしとやかですわよ?」

 黙して[ピーーー]。




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